特別展・企画展

第66回企画展 「鉄道絵葉書の世界」

デボ150形151号電車(大阪電気軌道 橿原神宮前駅 昭和15年)

 現代ではインターネットが普及し、電子メールや各種コミュニケーションツールの発達により、早く便利な情報のやりとりが可能となりましたが、手紙や葉書にはそれらには代えられない質感があります。そして美しい風景やモノを印刷した絵…




第65回企画展 「大布留遺跡展 ―物部氏の拠点集落を掘る―」

布留遺跡杣之内(樋ノ下・ドウドウ)地区の大型掘立柱建物群と『日本書紀』履中天皇条の「石上溝(いそのかみのうなで)」と推定される大溝(5~6世紀)

 布留(ふる)遺跡は奈良盆地東部に位置する、旧石器時代から現代まで連綿と続く複合遺跡です。 1938(昭和13)年には、末永雅雄博士等によって布留遺跡の調査が行われましたが、古墳時代前期を代表する土師器の型式名である「布…




スポット展示 「御殿飾雛人形」

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  今年は二種類の御殿飾雛人形を展示いたします。 一つは屋根がある御殿で、これは天皇の御所である紫宸殿(ししんでん)になぞらえたものです。屋根も檜皮(ひわだ)で葺いてあったり、本殿だけでなく両側に渡り廊下でつな…




2012年新春展 「シルクロードを彩る人工の華 古代ガラス」

双把手付扁瓶(そうとってつきへんびん) シリア 4-5世紀  高12.0cm

 今日、私たちの身のまわりには、たくさんのガラス製品があふれています。容器や窓ガラスはもちろんのこと、照明具、レンズ、テレビなどの液晶ディスプレイ、光ファイバーなどなど、今や日常生活の中で欠かせない人工の素材です。様々な…




第64回企画展 「中華世界の民間版画 ―招福の祈り―」

子孫繁栄を願う版画「連生貴子」(れんせいきし)中国、天津

 中国の庶民が生活のなかで使用・消費していた印刷物を総称して「中国民間版画」といいます。大きなものはタタミ一枚ほどもあり、小さなものは郵便切手ほどです。 民間版画の種類は幅広く、礼拝の対象である神像図から室内装飾の吉祥画…




スポット展示「震災復興支援展示―民俗と歴史―」

 2011年3月に発生した「東日本大震災」では、東北地方をはじめ、東日本に甚大な被害が生じました。さらに2016年4月には熊本県・大分県を震源とする「平成28年熊本地震」が発生し、九州地方に大きな被害が出ました。被災され…




第63回企画展 「朝鮮半島 くらしの石もの」

薬水の玄武形石鉢 20世紀前半 全長47.6cm

 韓国、朝鮮半島を自然環境から見てみると「石の国」であることに気づきます。ソウルや慶州の南山や北朝鮮との国境にある金剛山は大岩盤山脈で、その山肌の岩盤がむき出しとなった景観は朝鮮半島の姿そのものともみなされています。韓国…




スポット展示 「五月人形」

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   端午の節句には、男子誕生のお祝いと健やかな成長を願って五月人形を飾ります。現代は鎧甲(よろいかぶと)の飾りが主流ですが、今回は凛々しい武者人形の段飾りを展示しました。 どうぞご覧ください。 ◆会期:201…




第62回企画展 「東アジアの古代瓦 ―その起源と源流―」

朝鮮半島・慶州出土 統一新羅時代 高さ 24.2cm

 瓦は日本で発明されたものではありません。日本の瓦は今から約1400年前、飛鳥寺建立のために朝鮮半島の百済よりやって来た技術者が、瓦の作り方や紋様の施し方を伝えたことに始まります。そのため三国時代の百済の瓦と飛鳥寺創建当…




スポット展示 「御殿飾り雛人形(ごてんかざりひなにんぎょう)」

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 今年は受贈後、初めて展示する御殿飾り雛人形をご覧いただきます。昭和初期に岡山県の人形店で購入されたものです。西日本で比較的多く見られる御殿飾りです。この他に源氏枠御殿飾り雛人形も展示いたします。「源氏枠」とは屋根がない…




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