2013年新春展 「古代日本の鏡」
今の鏡は暮らしになくてはならない生活必需品ですが、現代のようなガラス製の鏡は日本では明治時代以降に作られるようになったものであり、江戸時代までの鏡は金属製でした。さらに歴史をさかのぼると、鏡は姿見に使う生活用品ではなく…
第67回企画展 「蹴鞠 Kemari」
蹴鞠(けまり)は日本におけるサッカーのルーツととらえられることが多いようです。Jリーグの開幕を記念して、国立競技場で蹴鞠が披露されたのをご覧になった方も多いでしょう。でも蹴鞠のルールをご存知の方はどれほどいるでしょうか…
第66回企画展 「鉄道絵葉書の世界」
現代ではインターネットが普及し、電子メールや各種コミュニケーションツールの発達により、早く便利な情報のやりとりが可能となりましたが、手紙や葉書にはそれらには代えられない質感があります。そして美しい風景やモノを印刷した絵…
第65回企画展 「大布留遺跡展 ―物部氏の拠点集落を掘る―」
布留(ふる)遺跡は奈良盆地東部に位置する、旧石器時代から現代まで連綿と続く複合遺跡です。 1938(昭和13)年には、末永雅雄博士等によって布留遺跡の調査が行われましたが、古墳時代前期を代表する土師器の型式名である「布…
スポット展示 「御殿飾雛人形」
今年は二種類の御殿飾雛人形を展示いたします。 一つは屋根がある御殿で、これは天皇の御所である紫宸殿(ししんでん)になぞらえたものです。屋根も檜皮(ひわだ)で葺いてあったり、本殿だけでなく両側に渡り廊下でつな…
2012年新春展 「シルクロードを彩る人工の華 古代ガラス」
今日、私たちの身のまわりには、たくさんのガラス製品があふれています。容器や窓ガラスはもちろんのこと、照明具、レンズ、テレビなどの液晶ディスプレイ、光ファイバーなどなど、今や日常生活の中で欠かせない人工の素材です。様々な…
第64回企画展 「中華世界の民間版画 ―招福の祈り―」
中国の庶民が生活のなかで使用・消費していた印刷物を総称して「中国民間版画」といいます。大きなものはタタミ一枚ほどもあり、小さなものは郵便切手ほどです。 民間版画の種類は幅広く、礼拝の対象である神像図から室内装飾の吉祥画…
スポット展示「震災復興支援展示―民俗と歴史―」
2011年3月に発生した「東日本大震災」では、東北地方をはじめ、東日本に甚大な被害が生じました。さらに2016年4月には熊本県・大分県を震源とする「平成28年熊本地震」が発生し、九州地方に大きな被害が出ました。被災され…
第63回企画展 「朝鮮半島 くらしの石もの」
韓国、朝鮮半島を自然環境から見てみると「石の国」であることに気づきます。ソウルや慶州の南山や北朝鮮との国境にある金剛山は大岩盤山脈で、その山肌の岩盤がむき出しとなった景観は朝鮮半島の姿そのものともみなされています。韓国…
スポット展示 「五月人形」
端午の節句には、男子誕生のお祝いと健やかな成長を願って五月人形を飾ります。現代は鎧甲(よろいかぶと)の飾りが主流ですが、今回は凛々しい武者人形の段飾りを展示しました。 どうぞご覧ください。 ◆会期:201…