特別展・企画展

教祖百二十年祭特別展 「火のめぐみ」

青銅羊型轆轤灯(せいどうひつじがたろくろとう)        中国 後漢時代(1~2世紀)  高9.4㎝

 一昔前、日々の暮らしの中で火は不可欠のものでした。暗くなるとランプや燭台に火を灯して明かりをとり、三度の食事は竈(かまど)で火を焚いてまかない(調理)をして暮らしました。そして、寒くなると炬燵(こたつ)や火鉢に火をくべ…




第53回企画展 「憧れの食堂車と全国駅弁めぐり -メニューやラベルあれこれ-...

日本で初めて食堂車営業が開始された際のメニュー

 車窓にうつる風景を眺めながらの食事は、単に空腹を満たすためだけのものではなく、風情を盛り上げ旅を強く実感させるものです。 本展では館蔵の食堂車メニューや宣伝チラシなどの資料から、かつて憧憬の対象であった食堂車を取り上げ…




第52回企画展 「こけし五彩-みちのくの手わざ-」

こけし         左:鳴子系/高橋勘治 作、右:弥治郎系/新山栄五郎 作

 東北六県で作られるこけしは産地ごとに独特の様式があり、現在もそれに従っています。江戸時代末期から東北の木地師によって創り出された木地玩具の一つであるこけしは、朱・黒・黄・緑・紫の五色で彩られます。 今回は館蔵品のこけし…




天理大学創立80周年記念 第51回企画展 「東国の古墳文化」

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 東国に前方後円墳が出現したのは、今から約1700年前のことでした。それから約400年の間、東国各地で古墳の築造は続き、構造や副葬品などが次第に変化してゆきました。その変化は、基本的には畿内の古墳で起こった現象を追う形で…




スポット展示 五月人形飾り(ごがつにんぎょうかざり)

 今回は段飾りと台飾りの五月人形を展示しました。それぞれ京都と奈良からご寄贈を受けた資料です。段飾りは大正11年生まれの男児の初節句に製作された五月人形で圧巻です。鎧下の直垂(ひたたれ)姿の応神天皇(おうじんてんのう)と…




スポット展示 天理大学創設者生誕百年記念 「創設者写真展-参考館における足跡...

 1930年(昭和5)4月28日、天理教二代真柱 中山正善は自ら蒐集した民族資料を天理外国語学校(現 天理大学)4階中央教室に収蔵し「海外事情参考品室」とした。これが天理参考館のはじまりです。 今年は創設者生誕百年記念に…




スポット展示 御殿飾り雛人形(ごてんかざりひなにんぎょう)

 展示しているのは明治末から大正期に製作された、屋根がない源氏枠の御殿に飾られている「御殿飾り雛人形」です。 台所道具をミニチュア化した“ままごとセット”を雛飾りに加えるのは関西地方に特徴的なことです。 ◆会期:2005…




新春展 「帯鉤 -中国古代金工の美-」

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 帯鉤は中国古代に流行したベルトのバックルです。小さな造形物ですが、非常に華麗で緻密に飾られています。さまざまな技術を駆使し、金・銀・宝石も使い、当時の金属工芸技術の粋を凝縮していると言ってよいでしょう。本展では、春秋戦…




第50回企画展 「ふるさと名所紀行 ー館蔵の刷物にみる名所風物ー」

大日本名所一覧(部分)           喜斎立祥(二代広重)画 慶応2年(1866)頃 錦絵五枚続

 江戸時代の中葉以降に、いよいよ盛んとなった庶民の旅は元来、伊勢・富士・善光寺・西国・四国・金比羅などの霊験あらたかな名のある寺社や霊場に参詣することを目的とした、信仰に根ざしたものでした。 ただそれだけではなく、旅の途…




第49回企画展 「店頭の風景 ー古民具に見る中国文化ー」

葬儀衣類屋の看板 1939年 高:126.5cm

 かつての中国。商店の店先にはどのようなものが見られたのでしょうか。 本展では、楽器屋・くつ屋・キセル屋・葬儀衣類屋など8店舗の展示コーナーを設け、それらの商店で販売されてきた民具を通して、中国文化の一端をご紹介します。…




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