第60回企画展 「テル・ゼロール遺跡 ―日本調査隊の軌跡―」
日本オリエント学会は設立10周年記念事業として、イスラエルにあるテル・ゼロール遺跡の発掘調査を1964年から1966年まで継続して行いました。おりしも政治・経済が激動する時代でした。ややもするとこうした面が強調されがち…
スポット展示 「テル・レヘシュ遺跡写真展 ―イスラエル発掘成果報告―」
テル・ゼロール調査以降も、天理大学を中心とした日本隊は継続してイスラエルで発掘調査を実施しています。2006年からは新たに、テル・レヘシュ遺跡で古代文化を解明するべく調査を行っております。ここにその成果の一部を写真パネ…
スポット展示 「御殿飾り雛人形(ごてんかざりひなにんぎょう)」
今回は御殿飾り雛人形を展示いたします。竜宮城のような華やかな建物を最上段にしつらえ、そのなかに男雛、女雛、三人官女を飾ります。人形だけでなく、お膳や箪笥、長持ちなど女の子が喜ぶ調度品も数多く並びます。ぜひご覧ください。…
2009年新春展 「丑(うし)―古今東西ウシづくし―」
ウシと人とのかかわりが遥か悠久の昔にさかのぼることは、旧石器時代のアルタミラやラスコーの洞窟に描かれた野性のウシなどからうかがい知ることができます。壁画は狩猟の成功への祈りだったのでしょう。 また、農耕が始まると、狩猟…
第59回企画展 「20世紀ブラジル ―アマゾン先住民の暮らしと日系人の歩み―...
今年は日本人がブラジルへ移住を始めてからちょうど100年目にあたります。日本とブラジル政府は2008年を「日伯交流年」に指定して、数多くの記念イベントが両国で催されています。天理参考館におきましても、モノを通して異文化…
第58回企画展 「幕末明治の銅版画 ―上方(かみがた)のモノトーン風景―」
幕末から明治初期にかけて、主に京都・大阪で刷り出された小さな銅版画の色々をご覧いただきます。多くは畿内地方一帯、いわゆる-上方(かみがた)-の名所旧跡を描いた絵葉書ほどの大きさのものです。銅版印刷の得意とする極めて微細…
第57回企画展 「古代ギリシア美術への誘(いざな)い」
どうして太陽は昇って沈み、潮は満ち引きを繰り返すのか。古代ギリシア人は、あらゆる自然現象を不思議なことと捉え、説明をつけることで不安を解消しようとしました。そして高度な神話や哲学にまで高めていきます。さらに、目にみえな…
スポット展示 「五月人形飾り(ごがつにんぎょうかざり)」
今回は段飾りと台飾りの五月人形を展示しました。それぞれ京都と奈良からご寄贈を受けた資料です。段飾りは大正11年生まれの男児の初節句に製作された五月人形で圧巻です。鎧下の直垂(ひたたれ)姿の応神天皇(おうじんてんのう)と…
スポット展示 「東地中海の古代遺跡写真展」(学術研究振興資金研究成果報告)
古来より、海は人と人をつなげてきました。古代の人々にとって、広大な大陸を横断するよりも海を渡るほうがはるかに便利だったのです。東地中海域でも海を通した交易や文化交流が活発に行われていました。こうした文化交流の盛んな地域…
新春展 「古代天理の火葬墓たち -杣之内火葬墓と西山火葬墓群-」
文献によれば、わが国の火葬は、文武4(700)年に入唐留学僧の道昭を火葬したことに始まるとされています。その後、大宝3(703)年に持統天皇が天皇では初めて火葬され、以後、文武、元明、元正と歴代の天皇が火葬されています…