第289回 トークサンコーカン
「天理市杣之内火葬墓をめぐって」
※新型コロナウイルス感染防止対策につき、講演時間を短縮し定員を減らして開催いたします。
日時/2021年11月27日(土) 午後1時30分から午後2時15分
講師/日野 宏 当館学芸員
場所/2階ホール【要入館券】
定員/30名【定員に達しましたので申込みを締め切りました】
[講演内容]
杣之内火葬墓は天理市杣之内町の丘陵上で発見された奈良時代の火葬墓です。直径10.36mの半円形の穴を掘り、版築で堅固に埋め戻した後に、火葬骨を納めるための木櫃が埋置されていました。その規模や構築法は奈良時代でも屈指のもので、ここに副葬されていた舶載の海獣葡萄鏡は、被葬者が高位の貴族であったことを示しています。
今回は杣之内火葬墓の構造や海獣葡萄鏡について解説し、その被葬者像についても考えてみたいと思います。