
第100回企画展「教祖140年祭記念 幕末明治の暮らし」
100th Feature Exhibition for the 140th Anniversary of OYASAMA
Material Culture from the End of the Edo Period to the Meiji Era
古代より宗教は人にとって常に重要な存在でありました。
人は冷害、干ばつなどによる食糧危機など自然に大きく左右されながら生きることを余儀なくされてきました。その厳しさは、地震や水害などの自然災害を目の当たりにしている今日の私たちも痛感するところです。また大切な人を失った悲しみと生きる気力の喪失は計り知れません。日常の生活とはこうしたことの繰り返しであり、特に科学技術が未発達で食料も十分でなかった時代では日々の生活こそが戦いであったと言っても過言ではありません。生活者に寄り添い、こうした現実を和らげ、力づけたのが、身近に存在する神々などの絶対的な存在でした。
本展では日本の転換期である幕末・明治の暮らしを大和を中心に道具を通して垣間見ます。この時期は宗教都市天理の揺籃期でもありました。明治20年代には地方の信者が数多く移り住むようになり、これが宗教都市天理へと発展していきます。年祭活動関連資料からもその発展を回顧します。
会 期:2026年1月5日(月)~3月9日(月)
休館日:毎週火曜日(ただし1月6日は開館)
時 間:午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで) ※1月26日(月)は午後2時30分~午後4時30分
入館料:大人500円・団体(20名以上)400円・小中高生300円
※常設展示もご覧いただけます
会 場:天理大学附属天理参考館 3階企画展示室・3階ロビー・2階展示室 【交通アクセス】
主 催:天理大学附属天理参考館
協 力:石上神宮、布留内山の会、天理市三島町、近畿民具学会、天理大学附属天理図書館、天理大学人文学部歴史文化学科
関連イベント
●記念講演会
「幕末・明治の三島、布留、内山」
2026年2月13日(金) 午後1時30分~3時〔研修室 開場:午後1時〕
講師:幡鎌一弘 氏(天理大学教授)
定員:100名(当日先着順)要入館券
●ミニシンポジウム「変動期の様相」
2026年2月26日(木) 午後1時~3時30分〔研修室 開場:午後0時30分〕
司会:巽 善信(当館副館長)
パネリスト:松田真一(当館特別顧問)、幡鎌真理・乾 誠二(当館学芸員)
定員100名(当日先着順)要入館券
●歴史の息づく道を歩こう ウォークイベント
「布留内山をたどる」
2026年2月27日(金) 午前10時~午後4時
集合:天理参考館前(午前10時)
定員:30名(事前申込・先着順)
講師:幡鎌一弘 氏(天理大学教授)
参加費:500円(保険料・資料代を含む)
行程:良因寺、石上神宮、内山永久寺跡、山口集落など 約5km
持ち物など:歩きやすい服装・靴、昼食、飲み物、雨具(小雨決行・荒天中止)
申込方法:2026年1月19日(月) 午前9時より受付開始
★1組3名以内でこちらのお問い合わせフォームに①~④を記載して送信してください。
①題名「2月27日ウォーク布留内山をたどる」
②氏名・ふりがな
③住所
④電話番号 ※②~④は申込者全員分をご記入ください。
※定員に達し次第、当館ウェブサイトでお知らせいたします。
●トーク・サンコーカン(学芸員による講演会)
「江戸から明治にかけて庶民生活のリアル―大和の国編―」
2026年1月23日(金) 午後1時30分~3時〔研修室 開場:午後1時〕
講師:幡鎌 真理(当館学芸員)
定員:100名(当日先着順)要入館券
「天理教団体輸送の歴史-おぢばがえりと天理臨-」
2026年3月6日(金) 午後1時30分~3時〔研修室 開場:午後1時〕
講師:乾 誠二(当館学芸員)
定員:100名(当日先着順)要入館券
●マンデートーク(ギャラリートーク)
2026年1月19日(月) 午後0時30分~午後1時20分〔3階企画展示室〕
講師:幡鎌真理(当館学芸員) 要入館券
2026年2月2日(月) 午後0時30分~午後1時20分〔3階企画展示室〕
講師:乾 誠二(当館学芸員)要入館券
●内山永久寺のジオラマ展示〔天理参考館 3Fロビー〕(通期)
出品予定資料(一部)








