ブログ布留川のほとりから

学芸員資格取得のための博物館実習受け入れ

2024年08月20日 (火)

博物館で働く専門職員を「学芸員」といい、資料の収集や調査、展覧会の開催などを行います。学芸員は法律で定められた資格で、大学や通信教育で必要な単位を取得した後、博物館で一定期間実務を経験する必要があります。それを経験するのが博物館実習です。

 

当館は大学附属施設として、天理大学生の実習を受け入れるだけでなく、他大学の実習希望者を迎え入れています。今年度は、本学学生18名と、他の6大学8名が、それぞれの期間に学芸員の指導の下に以下の実習を行いました。

 

展示資料の効果的な配置や方法を考える
施設管理・受付業務の実情を考える
資料保存の取り組みとして燻蒸を考える
教育普及活動の一つであるワークショップ実施を考える
調査研究の一環として実測作業を行う

 

実習生からは、博物館の舞台裏を実際に見て学芸員の多様な仕事を体験することで、博物館に対する理解が深まったという意欲的な感想を得ました。

天理大学生以外の博物館実習の受け入れについては、毎年2月頃に当館ホームページで案内いたします。

 

 

 

日本民俗室 幡鎌真理 

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