天理大学の授業で第96回企画展を見学
2024年07月25日 (木)
天理大学の「博物館教育論」、「生活文化史」の授業で、現在開催中の第96回企画展「布留遺跡の歴史-物部氏より前から後まで-」を見学に来てくれました。展覧会を企画担当した藤原学芸員が、詳細な展示解説を行い、学生は内容を聞き漏らすまいとペンを走らせていました。
天理大学がある布留の地は、旧石器時代から脈々と歴史がつながる場所であり、320km離れた新潟から運ばれた翡翠や遣唐使によってもたらされた鏡、朝鮮半島の土器が出土するなど、人びとが交流する先進地域でした。本展を見学することで、そのような地で学ぶという意味を学生も再確認できたのではないかと思います。
このように学芸員から直接解説を聞くことで展示全体への理解が深まり、学生にとって大変有意義な時間となっています。今後も当館は附属博物館として、天理大学と連携してまいります。
なお、小・中・高の学校団体見学はいずれも入館無料となっておりますので、お問い合わせください。
日本民俗室 幡鎌真理