ブログ布留川のほとりから

味噌づくりイベントを開催しました

2024年02月13日 (火)

開催中の第94回企画展「くらしの道具-今昔モノがたり-」関連イベントとして、自家製味噌づくり歴10年の当館職員が、塩、麹、大豆のみを使った無添加味噌のつくりかたを披露しました。

 

天然塩が味の決め手らしく、マグネシウム・カルシウム・カリウムなどミネラルの配合が多いものを選ぶのがポイントで、しかも複数の種類をブレンドすることで味噌の味に深みが増すそうです。
麹は生のものと乾燥のものを使用。大豆はゆがきたてでないと冷えて混ざりにくいので直前に圧力鍋で1時間程ゆでます。

 

漬け込む容器はタッパーでも可能ですが、やはり昔の道具、樽で漬けると良い香りをまとった味噌が出来上がります。

木製樽は味わいがあります

 

塩と麹を混ぜ合わせたところにゆでた大豆を投入。よくこねてボール状にまとまるまで練り合わせます。思いのほか力が必要!昔のモノづくりは体力勝負です。

 

いよいよ味噌玉を樽に「投げ込み」ます。これは中の空気を抜くために必要な作業です。今回は柔らかめな味噌玉でしたが、かためのときは思い切り投げつけてストレス発散になるそうです。

 

樽に仕込むと酒粕で表面をコーティング。ラップ代わりになります。重しをのせて完成!ちょうど1年後の完成が楽しみです。

 

味噌樽や、圧力鍋のない時代に大豆を蒸した蒸籠を3F企画展示室で展示中ですので、併せてご覧ください。

 

 

第94回企画展ブログ10】

日本民俗室 H 

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