ブログ布留川のほとりから

2月10日(土)藁でおめでたい亀をつくります!

2024年02月05日 (月)

「鶴は千年、亀は万年」と言いますね。古来、長寿の象徴で縁起の良い動物とされてきた亀をかたどった藁細工をつくるワークショップを開催します。

 

これは第94回企画展「くらしの道具-今昔モノがたり-」関連のイベントです。年明けの田起こしに始まって、6月の田植え、暑い夏の水管理に台風への備えと、米作りは大変な作業の連続です。そして、待ちに待った秋に黄金色に実った稲穂の刈り入れが終わると、わたしたちは美味しい新米を食べることができます。その稲藁を利用して亀をつくります。

 

甲羅は藁のきれいな芯の部分を使って編み込み、豊かな実りを示す稲穂を尻尾に挿します。ちなみに尾の長い亀は「蓑亀(みのがめ)」と呼ばれ、“尾に藻が生えるほど長生き”を意味する誠に縁起の良い亀です!今回はすべて昨年秋に奈良県大和郡山市で収穫された稲の藁を使い、中に交じった青藁は稲穂が実る前の晩夏に刈り取ったものです。
亀は古代中国で蓬莱山に棲む仙人の使いとされた生きもの。軽くてコンパクトな縁起物としても楽しんでいただけると思います。今回は10名募集であと1名の枠が空いています。興味のある方はこちらからお申し込みください。

 

※定員に達しましたので申し込みを締め切りました。

 

 

第94回企画展ブログ8】

日本民俗室 H 

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