ブログ布留川のほとりから

近鉄電車展Ⅱ記念硬券を配布中!

2023年05月22日 (月)

開催中の第92回企画展「近鉄電車展Ⅱ-大和ゆかりの路線100年-」を記念して、入館券を購入いただいた小中高生を対象に記念硬券を配布しています。

 

配布する記念硬券3種類

 

鉄道に乗るなら必要になるのが乗車券。現在はICカードや磁気カードが主流で、その都度自動券売機で乗車券を購入する人も少なくなってきたようです。乗車券は旅の入口と出口を証明するもので、その間の車窓の風景や気持ちの変化が凝縮されているのかもしれません。

 

日本では明治の鉄道開業時からエドモンソン型乗車券を採用しています。イギリスの駅長だったエドモンソンは、出札や改札、精算を効率化するため、厚紙に発着駅名、運賃と通し番号を入れた様式を確立しました。硬券切符は乗車時に改札係が入鋏(にゅうきょう)して着駅で回収されます。平成で主要幹線からほぼ姿を消したため小中高生は見たこともない方が多いでしょう。その手触りを体感して、鉄道に親しんでもらうのが配布の意図です。

 

配布する記念硬券は、旧国鉄が硬券乗車券について定めた4タイプのうちのB型(2.5×5.75cm)です。

実際に近鉄の乗車券等を印刷していた印刷機(吉岡印刷株式会社寄贈)で刷った乗車券です。企画展にちなんで3種類製作しましたので、どれになるかはその日のお楽しみ!

 

乗車券印刷機(今回は展示していません)

 

今後開催する「鉄道模型走行実演と出札・入鋏体験」では、会場で参加者に配布する硬券にハサミを入れる(入鋏)体験もできます。ハサミも何種類かありますので、硬券を知る世代も昭和の駅員さんになりきって、好みの型(階段型や三角形など)をお試しください!体験後の記念硬券(小中高生配布の記念硬券と同じもの)はお持ち帰りいただけます。多数のご参加をお待ちいたしております。

 

今後の「鉄道模型走行実演と出札・入鋏体験」の日程

 5月28日(日)・6月3日(土)

 いずれも午前10時30分~11時/午後1時30分~2時

 会場:天理参考館 3階ロビー(要入館券)

 

第92回企画展ブログ12】

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