「祈りの考古学」展 開幕!
2019年07月03日 (水)
いよいよ、第84回企画展「祈りの考古学―土偶・銅鐸・古墳時代のまつり―」が開幕です。
古代へタイムスリップしたような展示室内には、祈りの道具として用いられた土製品・石製品・青銅器が並んでいます。太古より人は、自然と戦いながら、自然の恵みを受けながら、生きていくことそのものが日々のテーマだったのでしょう。
「○○になりますように。」「○○できますように。」
7月7日、短冊に願いを込める七夕は、平安時代に宮中行事で行われるようになったのが始まりとのことです。
もし古代の人たちが私たちの願いを込めた短冊を見たら、「ぜいたくな願いだなあ」「わたしと同じ願いですね」「そもそも○○って何じゃ?」なんていう声が聞こえそうな気がします。
豊かな生活文化の実現とその変容により、願いや祈りのテーマは変わるのでしょうが、その原点は古代の人たちの祈りにあるのではないでしょうか。
さて、企画展示室前のロビーでは、七夕の短冊ならぬ「あなたの願いをかいてみよう」紙を貼り付けていただくコーナーを設けています。本展展示品のように思いを表現していただければと思います。
【第84回企画展ブログ1】
総務部 N