ブログ布留川のほとりから

綿に親しむワークショップ全4回シリーズの3~4回を開催しました

2019年06月19日 (水)

5月6日(月・振替休日)と11日(土)に開催した「H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)」庵主梅田正之さん講師のワークショップ「綿に親しむ ―木綿の糸と布をつくりましょう―」の1~2回目に続いて、6月1日(土)と15日(土)に後半の3~4回目を開催しました。
6月1日、3回目には段ボールの板を材料として簡単な織り機にする工作を加えたうえで、それぞれ紡いできた木綿の糸を使って「段ボール織り」に挑戦して頂きました。杼(ひ)に相当する緯糸(よこいと)巻き具にはプラスチックの物差しを加工して使いました。皆さん、じっくり丁寧に機織り作業に没頭されてあっという間に時間となりました。次回までの宿題は、段ボール織りを最後まで織り上げてくることとしました。

 

いよいよ最後、15日、仕上げの4回目は、段ボール織りを完了して、小さな綿布のコースターに仕上げるまでを体験して頂きました。織り進んだ綿布は最後の工程として、その経糸を切って、段ボール織り機から切り離し、フリンジを作って独立した綿布として完成しました。個性豊かな様々な風合いを持つ、やさしい綿布が出来上がりました。ご参加の皆さんは、自ら手紡ぎした糸を、小さいながらも木綿の布に織り上げたことにご満足頂けたご様子で、中にはこれからも綿の栽培から挑戦したいという方もおられて、「綿」をひろげていきたいという主催者にとりましては大変ありがたいことでした。これからも皆様が手紡ぎや手織りに親しんで続けていかれることを願っております。皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

日本民俗室 N 

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