ブログ布留川のほとりから

匠の技 ― 「綿に親しむ」を開催しました

2018年10月12日 (金)

9月29日(土)午後1時30分から午後3時まで、当館研修室におきまして、今年度の「綿に親しむ」イベント第2弾として、名古屋より丹羽ふとん店四代目で寝具製作一級技能士の丹羽正行氏にご多忙の中をぬってお越し頂き、“現代の匠による綿打ち実演と綿のお話「綿に親しむ」”を開催いたしました。台風の影響が心配される中、72名ものお客様にご来場いただき、栽培植物としての棉(ワタ)と、その実で衣生活に活用される繊維材料としての綿(わた)にまつわる深いお話や、貴重な綿打ち作業の動画の紹介に続いて、ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞に輝く丹羽氏の唐弓(とうゆみ)を使っての伝統的な綿打ちの技や、会場の規模に合わせての座布団調製作業をたっぷりとご披露いただきました。

 

来場者の皆様は目の当りにする匠の技に、目を丸くして感嘆の声を上げて大満足のご様子で、会場は大いに盛り上がり熱気と「綿」に包まれました。また、当日は丹羽氏と長いお付き合いがあり、当館の綿関係のイベントですっかりご協力頂いている「H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)」庵主の梅田正之氏に総合司会をしていただき、見事なご進行とあいまって大変充実したイベントとなりました。ご来場の皆様、誠にありがとうございました。

日本民俗室 N 

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