本日開幕!企画展「中国の風俗人形―近代以降の土人形と黄楊人形―」
2018年07月04日 (水)
本日より、20世紀前半に中国大陸でつくられた風俗人形を約150点展示します。
天理参考館は、海外布教を志す人々が各地の風俗・習慣・文化等について学ぶために創設され(1930年)、海外の文物を積極的に収集しました。この中には、世界各地の風俗を表現した人形も多く含まれています。
収集時より約80年が過ぎた現在、これらの人形は、中国大陸の現地にはほとんど残されていない貴重なものとなりました。近年は、当時の工房や時代背景などを研究するための参考資料として注目されています。
さて、展示室をのぞいてみますと、たくさんの黄楊(つげ)人形が。1つ1つは小さくて精巧でかわいいのですが、黄楊の木の色で統一感があり、一堂に集まると迫力があります。そして、とても表情豊かで、今にも動き出しそうな土人形は、人々の生き生きとした生活の営みから発する豊かな創造力を感じます。
会期は9月3日(月)まで。どうぞご覧くださいますよう、お待ちしております。
【第82回企画展ブログ1】
総務部 N