ブログ布留川のほとりから

ギャラリートーク(列品解説)を開催しました

2018年05月09日 (水)

爽やかな5月にある五節句の一つ、端午の節句。「5、ゴー」尽くしですが、5月3日(木・祝)と5日(土・祝)に2階展示室日本民家ステージ前において、端午の節句の由来など解説を行いました。

現在こどもの日は国民の祝日の一つですが、古来より端午の節句として男子の健やかな成長を願う行事が行われていたため、この日に定められました。節句の中で祝日になっているのは5月5日だけです。3月3日の桃の節句も7月7日の七夕も祝日ではありません。江戸時代には五節句のなかで端午の節句が最も重んじられていました。

なぜ重んじられたのか?

→武家社会の江戸時代では家を継ぐ男子の誕生が重要視されたから

「端午」ってそもそも何?

→五月端(はじめ)の午の日に行われた節句の名称

鯉幟は昔からあるの?

→江戸時代に生まれました。元々は幟のマスコットのようなものだったのが、人気が出て独立しました。当時は紙製のものがほとんどなので、雨の日は入れたり出したり大変だったようです。

などなど、端午の節句にまつわるお話を学芸員が行い、ご好評をいただきました。今後もこのような解説をしてまいりますので、どうぞご来館ください。

日本民俗室 H 

ページの先頭へ