ちびっこ集まれ!凧揚げイベント開催
2017年07月07日 (金)
企画展「風とあそぶ―中国山東省の凧―」がついに開幕しました。
開幕翌日の7月6日には、天理幼稚園のみなさんが来館し、凧揚げイベントを行いました。
太陽が照りつける中、元気いっぱいの笑顔で来館してくれた子どもたちは最初に企画展示室で担当学芸員から解説を聞きます。「凧揚げをしたことがありますか?」という質問に「ある!」と答えてくれた子が多く驚きました。近年では凧を揚げられる広さの場所を確保できなかったり、周囲に電線などの障害物が多かったりと凧揚げを行うことが困難であると聞きます。しかし中には、幼稚園と家庭のどちらでも凧揚げをしたと言う子の姿もありました。今でも子どもたちが凧揚げをして遊ぶことがあると分かり嬉しくなりますね。解説を聞き終えた後は、それぞれが自由に展示室内を見学する時間を設けていました。展示している中国濰坊(いぼう)の凧は様々な形で特徴があり、子どもたちも興味がある凧をじっくりと眺めていました。
そしていよいよ外に出て凧揚げの実演です。
まず凧の構造と揚げ方について簡単に説明します。凧揚げをするときには走る、とイメージされる方が多いのではないでしょうか。実は走らなくても大丈夫なのです。1人が糸の先を持ち、もう1人が凧本体を持って丁度良い風が吹くのを待ちます。そして風が吹いたとき、凧から手を離すと自然と揚がっていきます。
凧揚げの方法が分かったところで、実際に揚げていきます。
晴天に恵まれましたが、ちゃんと風が吹いてくれるのか心配の種でありました。しかし、子どもたちが「風吹けー!風吹けー!」とみんなでお願いしてくれたおかげで良い風が吹き、凧は見事に空へと舞い揚がっていきました。
暑い中、見学に来てくださった天理幼稚園のみなさん、ありがとうございました!
凧揚げイベントは今後も予定しています。いずれも午後1時30分開始のギャラリートーク(展示解説)の後に行いますので、ご興味のある方はぜひご来館ください。
開催日:7月25日(火)、8月7日(月)、8月25日(金)
※気象条件により、凧揚げは中止となる場合があります
【第80回企画展ブログ3】
海外民族室 M