ブログ布留川のほとりから

柳本小学校で「天理の古墳文化を学ぶ」

2017年05月16日 (火)

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ここは天理市立柳本小学校6年1組。
大型連休が終わり、1学期の学習が加速されるこの時期、当館編集の『天理の古墳文化を学ぶ』(平成28年度文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業による)を副読本として活用する授業が行われました。

テーマは「柳本の古墳について学ぼう(副読本を活用しよう)」。
社会科学習の進度に合わせ、柳本校区の古墳について、『天理の古墳文化を学ぶ』から、名称・大きさ・形・特徴を班ごとで調べるという授業です。授業の冒頭で先生が、「古墳にはどんなものが納められているのでしょうか」となげかけると、「鏡」「かぶと」「刀」「はにわ」と、すぐさま答えが返ってきました。

「これ知ってる」「こういう名前もあるんやな」と、子どもたちは、毎日の通学で横切ったり、遊んだこともあったりと親しみのある古墳のページに出会うと、まじまじと本を見入りながら調べ学習に臨んでいました。次回の授業では、調べた古墳について、班ごとに発表をするそうです。

6年1組のみなさんがこの副読本のどのページから解答を導くのか、気になるところではありますが、何よりも、児童のみなさんがこの本を手にして学んでいる姿に、ただただ感動する1時間でした。本を編集しているときは、子どもたちが本に親しんでくれるのか、地域の歴史に興味を持ってくれるのか、あまり見当がつきませんでしたが、こうして活用してもらうことができ、とてもうれしく思いました。

このような機会を設けてくださった柳本小学校と天理市教育委員会の方々に、心よりお礼を申し上げる次第です。
そして、6年1組のみなさんには、歴史ある地域で育ったことに誇りをもって、残りの小学校生活を有意義に過ごしてもらいたいと思います。

総務部 N 

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