企画展「大和名所絵図めぐり」開幕!
2016年04月13日 (水)
本日、第76回企画展「大和名所絵図めぐり」が開幕いたしました。
今年はより早く桜の花びらの舞が終演し、新緑の春がやってきたように感じます。名残惜しい桜の季節を引き継いだような企画展図録ができあがりました。
この図録、123点もある展示品の中で選りすぐりの画像とともに、注目ポイントなのが、表紙裏面の垂れ桜の写真(撮影:的場 啓氏)です。画像は表紙に溶け込むように加工されていますが、少し遠目に眺めますと、3Dのように桜が立体感をもって浮かび上がってくるように感じます。そしてこの垂れ桜はどこかで見たような・・・おやさと、天理の風物ではないでしょうか。
本展のサブタイトルは「一枚刷りに見る、ふるさとの風物」。大和の桜色に彩られた美しい絵図や引札、細部まで地名を記した案内図を見ますと、現在と過去を重ねてタイムスリップしたような気がします。
当時の人々が手にして眺めた絵図や引札。そこから、心にあるふるさとの風物を感じていただけたらと思います。
多数ご来館下さいますよう、お待ちしております。
【第76回企画展ブログ2】
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