ブログ布留川のほとりから

シュリーマン展に向けて

2015年02月19日 (木)

20150219_01いよいよ4月から『ギリシア考古学の父 シュリーマン―初公開!ティリンス遺跡原画の全貌―』が始まります。その前にこんなこと知っててもらえれば、展示を見るときに役に立つという話をこれから少しずつしていこうと思います。
さて、まずはシュリーマンですね。名前くらい聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。世界的に有名な考古学者です。考古学を発展させた人物は誰かと聞かれれば、真っ先に名前があがる人ではないでしょうか。
1822年、ドイツ北部のノイブコーという小さな村で生まれました。幼少期にシュリーマンのお父さんは、ホメロスの叙事詩であるトロイ戦争のできごとを物語りました。それを聞いたシュリーマンは、トロイはきっと実在していて、大きな石や土の下に隠れているはずだと思い、いつか大きくなったらトロイを発掘しようと思ったと言います。これが本当なら、彼は“古代への情熱”を生涯持ち続けたことになります。
では、ホメロスの叙事詩はどういうものでしょう。次回はその話をしましょう。

【シュリーマン展ブログ01】

考古美術室 T 

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