新春展「はれの日の装い」のワークショップを開催しました!
2018年01月09日 (火)
1月5日と6日に2018年新春展「はれの日の装い 装身具の歴史」のワークショップ「古代の首飾りを作ろう」を開催しました。縄文時代の鹿角で作った垂飾(今のペンダント)か、古墳時代の玉の首飾りを真似て作ってみようという企画です。
鹿角の方は、湿らせると柔らかくなって加工しやすいと聞いていたので、準備の段階で丸1日水につけた後に石器で引っ掻いてみたところ、傷をつけることはできましたが、切断するなんてとんでもないと思うほど硬いものでした。そこでワークショップ当日用には、電動鋸で垂飾に適した形態に切断して鉄製のドリルで孔を開けておき、参加者には紙やすりで整形するとともに、湿らせた鹿角を石器で引っ掻いてみて、とても硬い鹿角の切断・加工から穿孔、そして仕上げまでを石器でこなしていた大変さを体験していただきました。
玉の方は、現代のガラスやアクリル製のビーズで古墳時代の玉に似ている物を組み合わせて用意しておき、古墳時代の実物の勾玉・管玉・切子玉・ガラス子玉や、人物埴輪の首飾りの写真を見せて説明した後に、好きな順番で糸を通していただきました。
ワークショップはこの後、2月4日(日)・3月4日(日)のいずれも午後1時30分~3時30分に開催します。参加費200円、事前申し込み不要で15分程度で体験できますので、どうぞお越し下さい。
【2018年新春展ブログ3】
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考古美術室 F