博物館実習生の解説シート
2016年09月20日 (火)
3階展示室オリエントコーナーで開催中のスポット展示『イスラエルのテル・ゼロール遺跡』に天理大学博物館実習生による解説シートを設置しました。これは学芸員資格の取得をめざす天理大学生が、本館で5日間の博物館実習を実施した成果の一部として作製したものです。
展示する側は伝えたい内容を意図を持って展示しています。しかし観覧者にそれがどこまで伝わるかどうかは相手次第という面もあります。見る側にも自由があります。学芸員の解説に無関心で見て回っても良いのが博物館空間と言えます。解釈や理解を強要し、歪曲を恐れてばかりでは窮屈な空間となります。見る側の想像力や自由な発想を重視することは博物館の魅力にもつながります。
できあがった学生達の解説原稿を見ましたら、手直ししたいところもあったのですが、あえてそのままにしました。こういう見方もあるんだなあとむしろ学んだ気分です。
もしお目に触れることがございましたら、ご覧頂ければ幸いです。
考古美術室 Y.T