「綿の話」講演会を開催しました
2016年06月15日 (水)
6月11日(土)に、H.A.M.A.木綿庵(ゆうあん)代表の梅田正之氏をお招きして、企画展「大和名所絵図めぐり」の掉尾(ちょうび)を飾る関連イベントとして「綿に親しむ」と題した講演会を開催しました。
当日は長年天理市内で棉を栽培されているご経験と、綿の収穫、さらには綿繰りから、綿打ち、糸繰りの木綿の糸を紡ぐ行程について、写真や動画だけでなく、実際にご自身が普段ご使用になっている綿打ち用の弓や、綿繰り機、糸車や、収穫された綿、紡がれた綿糸、その糸で織られた綿布など多種多彩な実物の道具類や資料を会場に持ち込んで、詳しくお話しいただきました。
場内の皆さんは、梅田氏のお話は勿論のこと、綿糸を紡ぎ出す糸車を使っての同氏の実演などを大変興味深くご覧になっておられました。時の経つのを忘れて、しばし、綿の世界に触れていただくことが出来たのではと思っております。お土産の綿の種を皆様も植えていただき、大きく育てていただければと思います。今後も、引き続いて「綿」に関連するイベントなどを計画していきたいと考えております。
これをもちまして、春の企画展「大和名所絵図めぐり」関係のブログは幕を引かせていただきます。
長い間、お付き合いをありがとうございました。
次の夏の企画展「天理サファリランド」も、どうぞ、ご期待下さい。
【第76回企画展ブログ6】
日本民俗室 N