特別展「天理参考館の珠玉」まだ間に合うギャラリートーク(3/11)
2016年03月09日 (水)
奈良の本格的な春到来を告げるお水取りももうすぐです。そして、年明けの1月5日(火)、賑やかにオープンした特別展「天理参考館の珠玉」も、ついに閉幕のときが近づきました。来週の3月14日(月)が最終日です。会期中にはさまざまな関連イベントを催し、多くの方が熱心にご参加下さいました。名取裕子さんをお迎えしてのプレミアムトークショーなど、つい昨日のことのように思い出されます。
タイトル「天理参考館の珠玉」とあるように、今回は地域や時代を超えてさまざまなジャンルから当館の「珠玉」88点をご覧頂いています。「珠玉」とは「海の真珠と山の宝石」のことで「美しくすぐれたものをほめていう語」とされます。展示室に並んだ資料を見て「これが珠玉・・・?」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、1点1点のモノには、それが作られた必然性があり、さまざまな材質・造形に人の思いが込められているのです。少し前のブログにも書かれていましたように、「モノははじめから見る人に語りかけていたのに、受け止めるこちら側が気づけていなかっただけ」なのかもしれません。見る側がそれに気づけば、まさにどれも「珠玉」という言葉がぴったりです。
さぁ、まだ間に合います。本展最後のギャラリートーク(展示解説)は3月11日(金)午後1時30分からです。学芸員が丁寧に展示室をご案内いたします。是非、この機会をお見逃しなく、ふるってご参加ください。皆様のご来館をお待ちしております。
【天理参考館の珠玉ブログ16】
考古美術室 MT