ブログ布留川のほとりから

トーク・サンコーカン「生活文化から生み出された“イメージの世界”」を開催しました

2016年02月23日 (火)

実物資料をまじえての解説

実物資料をまじえての解説

霊船布「パレパイ」

霊船布「パレパイ」インドネシア スマトラ島

2月20日(土)に特別展「天理参考館の珠玉」関連イベントとして吉田学芸員によりますトーク・サンコーカンを行いました。タイトルは「生活文化から生み出された“イメージの世界”」。人間が創り出すさまざまなものに投影されている文化表象から、それぞれの地域社会において人々はどのような世界観をイメージし、時代を超えてどのように伝えようとしたかを紐解くという内容でした。

言葉や文字以外にも、人々が抱くイメージを伝える手段の一つとして、モノのかたちやそこに表現されるモチーフがあります。特別展に出品している日本の「縮緬地月に月見草模様友禅染訪問着」をはじめ、インドネシアの織物を例に、図柄、文様のモチーフについての解説を行い、それぞれの世界観に迫りました。

また、現在展示公開していない実物資料(インドネシア・スンバ島の民族衣装、スマトラ島の織物)も登場し、普段なかなか間近で見ることができない資料に、当日受講された方々もカメラを片手に興味津々の様子でした。

資料に表現されたモチーフをちょっと気にかけて頂きつつ、2月26日(金)午後1時30分より行いますギャラリートーク(展示解説)をお聞き頂ければと思います!

【天理参考館の珠玉ブログ14】

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