「いのりのかたち」展が開幕しました！

2015年07月01日 (水)

7月1日に第74回企画展「いのりのかたち ―キリスト教と民間信仰―」が開幕しました。本展では祈りの際に用いられる様々なものに焦点を当て、それらの背景にある信仰的な意味合いを探ろうということを大きなテーマに掲げています。具体的には、ヨーロッパ、北アフリカ、中南米と広い地域にまたがる、キリスト教に関連する資料を展示しています。

こちらのブログでは、これから3回にわたって「いのりのかたち」展の見どころを紹介していこうと思います。

まず、当館として初めてヨーロッパとアフリカの民族文化を特集した企画展だということを挙げたいと思います。

当館は開館以来、世界のあらゆる地域の資料を収集し、展示してきましたが、意外にもヨーロッパとアフリカをテーマにした企画展はこれまでありませんでした。また、現在の常設展示室にもこれらの地域に関するコーナーがないことをお気付きだったでしょうか。今回の企画展は、世界地図をパズルに例えるとするならば、今まで欠けていたピースを埋めるようなものとなります。

したがいまして、本展の展示品は初公開のものがほとんどです。次回は初公開の資料について紹介しようと思います。

【第74回企画展ブログ1】

第74回企画展　展示風景

海外民族室　U