ブログ布留川のほとりから

いよいよ連続講座「発見!世界の考古学」が始まります!

2020年10月07日 (水)

当館では2016(平成28)年から毎年、文化庁から支援を受け、様々な事業を展開しています。今年度も、去る9月13日(日)に天理駅前広場コフフン南団体待合所で開催したワークショップ「古代の首飾りを作ろう!」を皮切りに、どなたでも気軽に参加することが出来るイベントを多数ご用意しております。

 

そして、いよいよ今週金曜日の10月9日には、毎年ご好評をいただいている連続講座が始まります。今年度は「発見!世界の考古学」と題して、世界各地の遺跡を現地調査し、活躍しておられる6名の先生方をお招きして、それぞれの研究分野について貴重なお話をご講演いただきます。第1回目は「なぜピラミッドは造られたのか?―古代メキシコの摩天楼と都市の萌芽―」をテーマに、京都外国語大学の嘉幡茂先生にご登壇いただきます。

 

「ピラミッド」というとエジプトがすぐに頭に浮かびますが、メキシコにもピラミッドが多数存在します。かたちこそ似ていますが、それぞれの存在理由や、背景にある人々の世界観は全く異なります。今回はユネスコ世界遺産に登録されている古代都市テオティワカンも含めて、ピラミッドを手がかりに、古代メキシコの歴史を詳しくご解説いただきます。

 

コロナ禍によって外国への渡航が困難な現状を考えますと、海外の考古学に関する最新の研究成果について直接お話を聞くことが出来るのは、非常に有意義な機会になることと思います。当館ではあらゆる感染症予防対策を行った上で各種イベントを開催しますので、皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

 

海外民族室 U 

ページの先頭へ