- 名前
- 荒田 恵 ARATA Megumi
- 所属
- 海外民族室
- 担当
- アメリカス、アフリカ、東南アジア
- 専門分野
- アンデス考古学
- 所属学会
- 古代アメリカ学会、天理大学アメリカス学会
- 主な実績
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【展覧会】
- 第86回企画展「器にみるアンデス世界 ―ペルー北部地域編―」2021年
【論文等】
- (雑文)「失われた文明Ⅱ 中南米」『地球の歩き方特別編集 入門 おとなの世界遺産ドリル』 2006年 21-24頁
- (雑文)「クントゥル・ワシ博物館 ―日本アンデス調査団の奮闘記―」『阡陵』関西大学博物館彙報 2007年 14-15頁
- 荒田 恵、加藤泰建「クントゥル・ワシ神殿と道具・工芸品 -第一テラスおよび南西テラス出土遺物の分析-」『先史アンデス社会の文明形成プロセス 平成14-18年度科学研究費補助金〔基盤研究(S)〕研究成果報告書』 2007年 125-157頁
- (雑文)「パコパンパ遺跡 整理作業だより」『チャスキ』第39号 2009年 7-9頁
- (雑文)「遺跡調査と現地社会」『月刊みんぱく』第34巻 第5号 2010年 7頁
- 荒田 恵、関 雄二、フアン・パブロ・ビジャヌエバ、マウロ・オルドーニェス、ディアナ・アレマン、ダニエル・モラーレス「ペルー北部、パコパンパ遺跡出土遺物分析概報(2007‐2010) -神殿における製作活動および儀礼活動についての一考察-」〈調査速報〉 『古代アメリカ』第13号 2010年 73-94頁
- (報告書)“Excavaciones en la Tercera plataforma –Sector A”, en: Yuji Seki y Daniel Morales (eds.), Informe Final del Proyecto Arqueológico Pacopampa (Temporada2010), 2011, pp.43-48
- (報告書)“Excavaciones en el Sector A”, en: Yuji Seki y Daniel Morales (eds.), Informe Final del Proyecto Arqueológico Pacopampa (Temporada2011), 2012, pp.49-65
- 「パコパンパ遺跡における生産、消費そして廃棄 -石器・骨角器・土製品・金属器の分析から」関 雄二編『アンデス文明 神殿から読み取る権力の世界』 臨川書店 2017年 133-159頁
- 荒田 恵、清水正明、清水マリナ「パコパンパ遺跡における冶金 -形成期の祭祀遺跡でおこった技術革新」関 雄二編『アンデス文明 神殿から読み取る権力の世界』 臨川書店 2017年 161-189頁
- 荒田 恵、青木智史「館蔵植民地期ケロの基礎的調査 ―装飾モチーフの解釈と顔料および象嵌素材の蛍光X線材質分析」『天理参考館報』第33号 (学)天理大学出版部、2020年
- 荒田 恵、河村友佳子、日髙真吾「X線CTの活用により明らかとなった館蔵アンデス土器資料の内部構造」『天理参考館報』第34号 (学)天理大学出版部、2021年
【口頭発表】
- 荒田 恵、西澤弘恵「クントゥル・ワシ遺跡出土遺物の整理作業中間報告 -石器、骨角貝器、土製品、金属器について-」 古代アメリカ学会 第10回研究会 於/早稲田大学戸山キャンパス 2005年
- 「ペルー、パコパンパ遺跡出土遺物の分析概報 -石器・骨角器・土製品・金属器-」 古代アメリカ学会 第12回研究会 於/国立民族学博物館 2007年
- Megumi ARATA “Avances en el estudio de la Producción de los Objetos en Pacopampa”, XVI CONGRESO PERUANO DEL HOMBRE Y LA CULTURA ANDINA Y AMAZÓNICA “JULIO CÉSAR TELLO ROJAS”, Universidad Nacional Mayor de SanMarcos, Lima, 2009
- 「形成期、パコパンパ遺跡における冶金 -銅製錬および金製錬と銅製品・金製品の製作-」古代アメリカ学会 第17回研究会 於/国立民族学博物館 2012年
- 荒田 恵、関 雄二、ファン・パブロ・ビジャヌエバ、ディアナ・アレマン、マウロ・オルドーニェス、ダニエル・モラーレス「パコパンパ遺跡における儀礼的廃棄 -饗宴儀礼共伴資料の分析を中心に-」 古代アメリカ学会 第22回研究会 於/茨城大学水戸キャンパス 2017年
- 荒田 恵、関 雄二、フアン・パブロ・ビジャヌエバ、 ディアナ・アレマン、マウロ・オルドーニェス、ダニエル・モラーレス「パコパンパ遺跡における土器以外の人工遺物の時期変遷」 古代アメリカ学会 第23回研究会 於/専修大学生田キャンパス 2018年
- 「アンデスの古代文化 -最初のアメリカ人からインカ帝国までー」 若越城の会講演会 於/敦賀市立図書館 2019年
- 荒田恵、青木智史 「天理参考館所蔵植民地期木製ケロの分析概報 ―蛍光 X 線分析結果を中心に―」 古代アメリカ学会 第24回研究大会 於/南山大学 2019年
- メッセージ
- 当館の海外民族室では、アジア、アメリカス、ヨーロッパやアフリカなど幅広い地域の民族資料を担当しております。私の専門分野はアンデス考古学で、2021年に企画展「器にみるアンデス世界―ペルー北部地域編―」を開催しました。今後もアンデス関連の展覧会を企画する予定ですが、並行してアフリカや東南アジアの民族資料の研究も進めていきたいと考えております。
当館1階常設展示では中国、台湾、朝鮮半島、東南アジア、インド、メソアメリカおよびパプアニューギニアの民族資料が展示されており、当時あるいは現代の人々の暮らしぶりを知ったり、彼らの信仰を垣間見たりすることができます。また、多様な地域の民族資料がもっている迫力や魅力を肌で感じていただくこともできます。そして、このような民族資料を通して、それらをつくり、使った人々の心に触れていただけたらと思っております。近年、世界では民族について考えさせられる出来事が起こっているように感じます。このような時だからこそ当館に足を運んでいただいて、文化の多様性について考えるきっかけにしていただけたら幸いです。