HOME > 世界の生活文化 > 神事劇“タリ・バロン”の仮面/獅子面“バロン・ケケット”
バリ島を代表する仮面舞踊劇として知られるバロン劇“タリ・バロン”は、主に島の南部の村々に分布し、折りあるごとに神事劇としてヒンドゥ教寺院の境内で演じられています。また、村域の不浄を浄めるのに村中を練り歩いたりすることもあります。 神事劇においてその主役を演じるのが想像上の聖獣とされるバロン・ケケットです。善の象徴、太陽の象徴ともみなされています。舌先に記されたモドレ流のバリ文字による呪文や顎髭(あごひげ)には善なる魔力が秘められていると伝えられています。