HOME > 世界の生活文化 > 祈祷用敷物
イスラム教徒が祈りを捧げる際の敷物です。祈りは日に5回、聖地メッカの方向に向かって行われます。イスラム寺院(モスク)には、メッカに向かう主堂正面奥壁にミヒラーブと呼ばれる龕(がん)が備えられています。敷物の中心部の文様は、そのミヒラーブを表現しています。モスクで礼拝する場合は主堂正面奥壁に向かって礼拝し、モスク以外で礼拝する場合は、敷物の文様を聖地メッカの方向に向けて行うのです。