HOME > 世界の生活文化 > 戦闘用の楯
一本の木を彫り、表面には浮彫文様と彩色がほどこされています。裏面には別材で作った把手がつけられ、そこへ手を入れて楯を構えました。表面のモチーフは祖先の霊や、戦いの守護霊を表現しているそうです。部族戦闘の際に使用されましたが、実際に敵の攻撃を防ぐためというよりは、大きな楯をたくさん並べ、敵を威嚇する役割の方が大きかったようです。 現在では部族同士の戦闘は禁止されているため、実際に楯として使用することはなく、建物内の装飾として使用されています。