HOME > 世界の生活文化 > 動物や建物などをモチーフにした絣“カンベン・グリンシン”
バリ島東部の山あいにひっそりと佇むトウンガナン・プグリンシンガン村はバリ島の先住民族であるバリ・アガが暮らす村落として知られています。そこでは東南アジアではここでしか見ることができないという幻の経緯絣「カンベン・グリンシン」が織られています。儀礼用の衣裳として、胸当てや肩掛けに用いられる織物です。 織物に表された文様は、彼らの精神世界を表した半円形の集合によって構成されています。その中に様式化された寺院・家・犬・花などをモチーフとした単位文様が組み合わされています。