HOME > 世界の生活文化 > 大輪扇“テリュンソン”
28本の平骨を用いた車輪形の大形扇子です。360度に開いたこの扇の閉じ方は傘のたたみ方とは異なり、扇子をたたむ要領で閉じる仕掛けになっています。 この大輪扇は日傘として使われたものではなく、王宮の官女が屋外で高官とすれ違う際、失礼にならないように自分の前にこれを広げ、自らの姿を隠す道具として使ったと伝えられています。