スポット展示 「ウクライナ写真展」
小さい規模ながら「ウクライナ写真展」と銘打ってウクライナのことを紹介しますのは、天理ではもちろん、日本でも非常に珍しいことと存じます。
ウクライナは、かつてソヴィエト社会主義共和国連邦を構成する一共和国でしたが、1991年のソ連崩壊により独立を果たし、ヨーロッパ最大の国となりました。ちなみに、世界一の大国ロシア連邦は、元を辿ればウクライナをルーツとして発展した国です。
今回の写真展では、あまり知られていないウクライナを「四季」、「食べ物」というテーマを設け、生活に密着した写真を中心に紹介します。また、「衣装」というテーマで、ウクライナの庶民の民族衣裳をお見せします。天理大学とウクライナの関係についても併せてご覧下さい。
このささやかな展覧会を通じて、皆様が少しでもウクライナを身近なものに感じてくださいましたらこれに勝る喜びはございません。これから日本とウクライナの関係がますます発展することを祈っております。
◆会期:2007(平成19)年10月24日(水)~11月5日(月)
◆会場:2階ホール
◆共催:天理大学、日本ウクライナ文化交流協会
ウクライナってどんな国
●首都:キエフ
●元首:ヴィクトル・ユーシチェンコ大統領(2005年~5年間)
●面積:60万3,700km2(日本の約1.6倍で、ヨーロッパでは最大の国)
●人口:4,801万(2004年世銀)
●人種:ウクライナ人(77.8%)、ロシア人(17.3%)、ベラルーシ人(0.6%)、モルドバ人、クリミア・タタール等(2001年国勢調査)
●言語:公用語はウクライナ語(ウクライナ語はロシア語と同じインド・ヨーロッパ語族スラヴ系東方群に属する言語)
●宗教:ウクライナの民族宗教としては、ウクライナ正教及びウクライナ・カトリック教。その他、ロシア正教等。
●観光地:キエフ、リヴィウ、ヤルタ、オデッサなど
●通貨:フリヴニャ(1フリヴニャは約20円)
天理大学とウクライナ
2003年にウクライナの最高学府であるキエフ大学と交換留学協定を締結。以後、毎年1~2名ずつの学生交換を行っている。また現在天理大学の日本語コースで3名のキエフからの留学生が学んでいる。