第46回企画展 「手仕事の美ーメキシコの民族衣装にみるー」
メキシコの民族衣装は、母から娘へと暮らしの中で代々受け継がれてきた、伝統的な手技の結晶です。織りや刺繍などの仕事は親子の絆を深め、さまざまな文化を伝えるよき手段でもあります。忘れつつある手仕事を見直す機会になれば幸いです。
◆会期:2003(平成15)年7月9日(水)~9月15日(月)
◆会場:3階 企画展示室1・2
◆講演「民族衣装に魅せられて」
講師:収集者 佐伯喜久子氏(メキシコ在住)
日時:7月25日(金) 13:30から
会場:天理参考館 研修室
◆列品解説
日時:2003(平成15)年8月26日(火) 13:30から
会場:天理参考館 研修室
担当 :佐々木久育学芸員
◆主な展示品
・女性用上衣 オカハカ州 オフィッラン
・男性用上衣 チアパス州 テネハパ
・スカート オアハカ州 ピノテパ・デ・ドン・ルイス
・袋 イダルゴ州 シマパン
・帯 ナジャリー州・バリスコ州
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女性用上衣“ウィピール” オアハカ州 オフィツラン
民族集団名 チナンテコ 20世紀
展示詳細
メキシコの民族衣装は、母から娘へと暮らしの中で代々受け継がれてきた、伝統的な手技の結晶です。織りや刺繍などの仕事を通して親子の絆を深め、日常的なさまざまな文化を伝えてきました。忘れつつある手仕事のもつ意義を見直す機会になれば幸いです。
- 緯糸(よこいと)に多彩な色糸を添えて文様を織だす縫取織(ぬいとりおり)衣装のいろいろ。
- 経糸(たていと)を右左にからませて透けた布を織り上げる紗織(しゃおり)衣装のいろいろ。
- 原始機による機織(はたおり)の様子
- 帝王紫とも呼ばれる貝紫染で仕立てたスカートいろいろ。
- 帯・紐さまざま。
- 気が遠くなるような細密さで刺された刺繍装飾衣装のいろいろ。
- 男性用帽子と女性用かつら。