綿に親しむ―木綿の糸と布をつくりましょう―
【終了しました】
わたしたちのくらしの中にある最も身近な衣料素材に木綿(コットン)があります。木綿の材料である綿花は、かつて大和国(奈良県)の特産品の一つでもありました。今回は、天理市内で栽培した綿花(ワタの実)を使い、畑で収穫した綿花から糸を紡ぎ、布を織るまでの工程について学びます。簡単なスピンドル(紡錘:つむ)で木綿の糸を紡ぐことからはじめて、段ボール織りの技術を用い、自分が紡いだ糸でコースターを完成させることを目標とします。
〇実施日時/①5月6日(月・祝) 午後1時30分~3時
「綿繰りからスピンドルでの糸つむぎまで」
綿の歴史、品種についての説明
栽培方法の説明(綿の種をプレゼントします)
加工工程(綿繰り、綿打ち、糸紡ぎ)の実演と体験
スピンドルを使って糸を紡ぐ(導入)
②5月11日(土) 午後1時30分~3時
「スピンドルで糸つむぎに慣れる」
綿糸に関する説明(番手、綛揚げ、ヒビロ入れなど)
機結び(はたむすび)の説明
打ち綿を用いてジンキ(綿筒)をつくる
スピンドルを使って糸を紡ぐ
→宿題として、糸を紡いでくる
③6月1日(土) 午後1時30分~3時
「段ボール織りに挑戦」
機織りの原理と段ボール織りの基本について説明
『もじり(綜絖)』の原理について説明
各自が紡いだ糸で、段ボール織りに取り組む
希望者は『もじり』つくりにも取り組む
→宿題として、糸を最後まで通してくる
④6月15日(土) 午後1時30分~3時
「段ボール織りでコースターを完成」
近世大和における綿作の動向について説明
大和木綿、奈良晒、大和機について説明
段ボール織りの最後の糸の始末の仕方を説明
フリンジをつくり、作品を完成させる
参考館2階の木綿関連の展示物について紹介、解説
○講 師/梅田正之氏(H.A.M.A.木綿庵ゆうあん代表)
○募集人員/全4回の講座すべてに参加可能の方、先着20名(中学生以上)。
ただし、回毎での参加も可能(1回につき参加費500円)。
○参 加 費/2,000円(全4回分、保険代を含みます)
※別途、入館券が必要です。
〇会 場/天理参考館 研修室
○申込み/電話受付のみ(先着順) TEL 0743-63-8414