★第1回★
2020年7月20日(月)午後1時30分~
「殷時代の資料と文化あれこれ」 青木智史 学芸員
殷時代は古代中国でも特に魅力的な時代です。甲骨文字や青銅器といった殷時代の展示資料を通して、殷の文化を見ていきましょう。
★第2回★
2020年9月7日(月)午後1時30分~
「バリ島の芸能-バロン劇―」 荒田 恵 学芸員
バリ島ではヒンドゥー教が土着の信仰と混淆した芸能文化が育まれています。仮面劇で用いられる資料を紹介しながらバロン劇についてお話しします。
★第3回★
2020年9月14日(月)午後1時30分~
「縄文の祈り」 日野 宏 学芸員
特異な容貌の遮光器土偶や土面、亀形土製品などの様々な展示品から、縄文時代の人々の祈りについて解説したいと思います。
★第4回★
2020年9月28日(月)午後1時30分~
「祈りと遊び ―祈願奉納品―」 中谷哲二 学芸員
人は色々な願い事・悩み事を持ったり、病い・厄災などに遭遇することがあります。神仏に祈りを捧げ奉納する絵馬などの奉納品を見ていきます。
★第5回★
2020年10月5日(月)午後1時30分~
「中国のトンボ玉」 巽 善信 学芸員
戦国時代から前漢にかけての中国の墓からトンボ玉が出土しています。同心円や七曜円の文様が施されています。これは西方の影響なんです。
★第6回★
2020年10月12日(月)午後1時30分~
「実りの季節の道具たち」 幡鎌 真理 学芸員
夏の暑さが過ぎて、田んぼでは収穫のときを迎えます。人、牛、馬、そして自然の力だけが頼りだった時代の農具をご紹介します。
★第7回★
2020年10月19日(月)午後1時30分~
「重要文化財の埴輪2点」 藤原 郁代 学芸員
天理参考館が所蔵する重要文化財は2点。どちらも群馬県から出土した人物埴輪です。3階の常設展示室入口近くで2人揃ってお客様をお迎えしています。それぞれのいいところをお聞き下さい。
★第8回★
2020年10月26日(月)午後1時30分~
「中国の郷土玩具」 中尾 徳仁 学芸員
当館1階に展示している中国のさまざまな郷土玩具の遊び方やそれらが蒐集された経緯などについてご紹介します。
★第9回★
2020年11月2日(月)午後1時30分~
「日本の鉄道事始め」 乾 誠二 学芸員
明治維新の熱気覚めやらぬ明治5年、日本で初めて鉄道営業が始まりました。鉄道略則(営業規則)や時刻表から当時の鉄道についてみてみます。
★第10回★
2020年11月9日(月)午後1時30分~
「ブラジル日系移民の歩み」 梅谷 昭範 学芸員
日本からブラジルへ最初の移住が始まり、百年余りが経ちました。現在、ブラジルは世界で日系人が最も多く暮らす国となっています。展示品を通じて、その歴史を振り返ります。
★第11回★
2020年11月16日(月)午後1時30分~
「パプアニューギニアの精霊のかたち」 早坂 文吉 学芸員
パプアニューギニアの人々は自然とともに生き、精霊の存在を信じています。芸術作品としても評価が高い、彼らが作り出す精霊のかたちをご紹介します。
★第12回★
2020年11月30日(月)午後1時30分~
「画像石に刻まれた古代中国の物語」 青木 智史 学芸員
後漢時代には、墳墓の壁などの石材に様々な画像を浮彫や線刻で表わした画像石が流行します。始皇帝の物語が刻まれた孫家村画像石を中心に、天理参考館に展示されている画像石の魅力を語ります。
★第13回★
2020年12月7日(月)午後1時30分~
「経緯絣(たてよこがすり)—グリンシン―」 荒田 恵 学芸員
バリ島トゥンガナン村で織られている、インドネシアで唯一の経緯絣グリンシンについて当館の資料を紹介しながらお話しします。
★第14回★
2020年12月14日(月)午後1時30分~
「絵画土器から読み解く弥生の祈り」 日野 宏 学芸員
弥生時代の共同体の農耕祭祀について、銅鐸や武器形祭器などの展示品から、具体的にまつりの様子を解説したいと思います。
★第15回★
2020年12月21日(月)午後1時30分~
「祈りと遊び ―祈願奉納品―」 中谷 哲二 学芸員
人は色々な願い事・悩み事を持ったり、病い・厄災などに遭遇することがあります。神仏に祈りを捧げ奉納する絵馬などの奉納品を見ていきます。
★第16回★
2021年1月18日(月)午後1時30分~
「グデア、呼ばれし者」 巽 善信 学芸員
メソポタミアに実在した、シュメール都市国家ラガシュの王グデア(在位紀元前2125~前2110年頃)のお話をします。
★第17回★
2021年1月25日(月)午後1時30分~
「赤物」 幡鎌 真理 学芸員
近代以前、流行病は「疫病神」にとりつかれることだと考えられていました。病から幼い子どもを守るものは何だったのでしょうか?
★第18回★
2021年2月1日(月)午後1時30分~
「古墳の副葬品 鏡・石製品」 藤原 郁代 学芸員
古墳には、当時の権力者にとって最も価値が高い物が副葬されました。古墳時代前期には三角縁神獣鏡を代表とする鏡と、緑色の石で作った腕輪形の製品が、副葬品の中でも最も価値が高い物でした。展示品を見ながら形や美しさ、何を意味するのかを考えます。
★第19回★
2021年2月8日(月)午後1時30分~
「上海の孤児院で制作された黄楊製風俗人形」 中尾 徳仁 学芸員
かつて上海市の土山湾地区にあったカトリック関係の施設「土山湾孤児院」で制作され、1930年に入手した黄楊製の風俗人形についてご紹介します。
★第20回★
2021年2月15日(月)午後1時30分~
「明治の私鉄、奈良鉄道」 乾 誠二 学芸員
現在のJR奈良線と桜井線の一部は、明治29年に営業を開始した奈良鉄道が前身です。鉄道案内等の資料から、当時の鉄道事情についてご紹介します。
★第21回★
2021年2月22日(月)午後1時30分~
「アメリカ日系人の歩み」 梅谷 昭範 学芸員
明治以降、多くの日本人が夢を抱いてアメリカへ渡りましたが、太平洋戦争の勃発により苦境に陥ることとなります。今回は展示資料を基に、アメリカ日系人の歴史を振り返ります。
★第22回★
2021年3月1日(月)午後1時30分~
「台湾先住民パイワンと祖先の蛇」 早坂 文吉 学芸員
台湾南部に暮らすパイワンの始祖伝説では蛇が祖先として登場し、今でも人々から崇拝されています。彼らパイワンが作り出す道具にも蛇が装飾上の模様として表現されています。パイワンの神話の世界とその造形をご紹介します。
★第23回★
2021年3月8日(月)午後1時30分~
「中国古代の貨幣の話」 青木 智史 学芸員
殷や西周の時代に用いられていた貨幣はタカラガイの貝殻でした(貝貨)。それが次第に青銅で造られるようになり、春秋戦国時代になると各国で様々な形状の青銅貨幣が出現します。中国古代の貨幣について紹介します。
★第24回★
2021年3月15日(月)午後1時30分~
「バリ・アガの村―バリ島トゥンガナン村—」 荒田 恵 学芸員
バリ島の先住民であるバリ・アガの人々が暮らすトゥンガナン村について、当館の資料を紹介しながらお話しします。