長月講座 「木と縄文人」
《長月講座》 「木と縄文人」 森林資源に育まれた日本列島の先史文化
まだ金属器のない縄文時代に、人々がこの日本列島の森林資源を、衣食住に巧みに取り入れていた様を解き明かします。
(1)「ドングリと食糧自給 ―始まりは布留遺跡から―」
発見された貯蔵穴から当時の食糧事情を考える。近年発見が相次ぐ水場遺跡から何が復元できるか。
日時:2014(平成26)年9月8日(月) 午後1時30分~午後3時
(2)「研ぎ澄まされた造形美 ―木工と漆工の匠―」
木材資源に向けられた適材適所の目利き。木工技術や漆利用の実態を明らかにした鳥浜貝塚や下宅部遺跡を探る。現代美術工芸に勝るとも劣らない分谷地遺跡の水差形漆器にみる縄文の匠の技。
日時:2014(平成26)年9月22日(月) 午後1時30分~午後3時
(3)「目をつけたクリとスギ ―木の文化の源流―」
磨製石斧による伐採実験は何を語る。巨大な環状列木をはじめとする縄文建築物とクリ材。丸木舟の製造と航海。
日時:2014(平成26)年9月29日(月) 午後1時30分~午後3時
講師:松田 真一(当館 特別顧問)
会場:当館研修室
定員:100名(当日先着順)
受講料:入館料のみで受講できます(友の会 300円、一般 400円)