ブログ布留川のほとりから

第86回企画展「器にみるアンデス世界 ―ペルー北部地域編―」 II部:消費、...

2021年05月31日 (月)

本展のII部では、「階段と渦巻きの神殿(テンプロ・デ・エスカレーラ・イ・オラ)と人身供犠」と題して、関連する資料をまとめて展示しているスペースがあります。   クリーム地に赤あるいは茶褐色の顔料でモチーフを描いたモチェ文…



第86回企画展「器にみるアンデス世界 ―ペルー北部地域編―」 II部:消費、...

2021年05月27日 (木)

本展のII部では、当館所蔵のいわゆる贋作(がんさく)資料と国立民族学博物館所蔵の民衆芸術作品を展示しています。その目的は、現代ペルー社会では、異なる方法で古代文化が再生産されていることを知ってもらうためです。古代文化の再…



第86回企画展「器にみるアンデス世界 ―ペルー北部地域編―」 I部:古代アン...

2021年05月19日 (水)

中央アンデス地帯で土器の製作が始まるのは紀元前1800年頃と考えられています。日本では縄文時代後期に相当する時期です。日本と比べると土器の登場がはるかに遅かったにもかかわらず、その後、中央アンデス地帯の各地でバリエーショ…



第86回企画展「器にみるアンデス世界 ―ペルー北部地域編―」開催中

2021年05月14日 (金)

緊急事態宣言が延長され、新型コロナウイルスの感染が収まる気配は感じられない、先行きの見えない状況に不安を感じていらっしゃる方は多いと思います。東京や大阪の博物館・美術館では臨時休館を余儀なくされていますが、当館では新型コ…



スポット展示「五月人形」その2

2021年05月06日 (木)

五月人形飾りと病除けにつながるお話の続きです。   菖蒲、よもぎ、粽(ちまき)、柏餅… 端午の節句、五月人形のイメージと言えば、新緑の季節とも重なって「緑」でしょうか。 現在2階民家ステージに飾っている五月人形飾りの毛氈…



スポット展示「五月人形」その1

2021年04月23日 (金)

依然として新型コロナウィルス感染症という悪疫に脅かされる日々が続いています。5月は風薫る過ごしやすい季候ですが、古代中国では最も忌むべき月でした。旧暦で考えると合点がいきますが、長雨が続いて河川が氾濫し、気温が上がって食…



スポット展示「折紙の世界」その2

2021年04月19日 (月)

井原西鶴『好色一代男』(元和2年/1682)の主人公世之介7歳が「或時は、おり居をあそばし、「比翼の鳥のかたちは是ぞ」と給わりける」という描写が、折紙(=おり居(おりすえ))を楽しむ様子の初出とされています。「比翼の鳥」…



スポット展示「折紙の世界」その1

2021年04月02日 (金)

2階展示室日本民家ステージでは折紙作品を展示しています。   「おりがみつきだ」という表現を聞かれたことがあると思います。 これはもちろん褒め言葉です。二つ折りにした文書で、美術品や刀剣の鑑定書に使われ、その価…



2021年度の展覧会と講演会

2021年03月29日 (月)

2021年度の企画展では、古代アンデス文化と当地の現代民衆芸術、古墳時代の巨大石室の全貌、日本の近世以降の装身文化を紹介しますが、どれも学術的に貴重な資料を揃え理解を深められる内容となっております。 また、トーク・サンコ…



共同展「天理 山の辺の古墳」開催中!

2021年02月26日 (金)

奈良県立橿原考古学研究所附属博物館・天理市教育委員会との共同展「天理 山の辺の古墳」は、おかげさまで多くのお客様にお越しいただいています。 この展覧会はタイトルの通り、山の辺の道周辺の古墳から出土した重要な遺物を集めたも…



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