ブログ布留川のほとりから

歴史がある大人の趣味-鉄道模型-

2023年05月25日 (木)

開催中の第92回企画展「近鉄電車展Ⅱ-大和ゆかりの路線100年-」関連イベントとして、会期中に鉄道模型を走らせています。その3回目を5月12日に実施しました。平日にも関わらず、多数ご来館くださいましてありがとうございました。

 

「鉄道模型」とは、名前の通り、実際の鉄道車両のスケールを小さくした模型で、専門で取り扱う店があるほどファンが多く、歴史の長い趣味です。幼少期にタカラトミーから発売されている玩具「プラレール」に夢中になり、より精巧で自由に走行をコントロールできる「鉄道模型」に移行する方もいるようです。製品価格が高いこともあり、子どものおもちゃというよりは大人の趣味と言えるかもしれません。

 

好きな車両をたくさんコレクションしたり、自ら製作して手元に置いて眺めるのは至福の時間です。もう一つの楽しみ方は、実際に線路を敷いて走らせることです。現実そのままの路線を風景ごと忠実に再現したり、自分好みの町並みを作り上げてそこに鉄道を走らせたりと楽しみ方はいろいろ。

日本で普及している「鉄道模型」には、Nゲージ(レール幅9mm)と、それより大型のHOゲージ(レール幅16.5mm)があります。当館では、“少し昔の町並み”ジオラマを製作して、迫力のあるHOゲージを走行させています。残念ながら今回近鉄車輌は登場いたしませんが、「キハ82 特急白鳥」や「EF58が牽引する特急あかつき(ブルートレイン)」など懐かしい列車が、建物の間を抜けて疾走する姿や、ガタンガタンというリアルな走行音を、小さいお子さんも間近で体感していただける貴重な機会です!

細部にこだわったジオラマを含め“電車が走る風景”をお楽しみください。

 

今後の開催日は以下の通りです。

 5月28日(日)・6月3日(土)いずれも10:30~11:00・13:30~14:00

 

ジオラマは約2週間で組立完成しました


なつかしい車輌が勢揃い


ただ今メンテナンス中
(ジオラマを製作した当館協力員の加田さん)

 

第92回企画展ブログ14】

日本民俗室 H 

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